長野県情報教育研究会
コンピュータ活用事例集 Vol.6



ホームページを維持していくこの辛さ
「趣味だろ!」と言われればそれまでだけど
長野市 通明小学校
 清水 秀昭





学級通信「きらっ」
URL   http://www.avisnet.or.jp/~hsimizu/index.html



E-MAIL hsimizu@avisnet.or.jp
Nifty   QFG00257@neftyserve.or.jp
 アビスネット内の上記URLで、ホームページを開いています。子どもたちの詩や日記、あるいはマウスを使って描いた絵などを、何気ない出来事といっしょに紹介しています。

1 パソ通時代
(1)10年前、今から考えると存在さえ許されないような1200bpsというモデムを使い、ニフティーサーブのloginコマンドに涙しながら接続成功!
 ペットフォーラムにとりあえず入り、チャットの初体験。しかし、なんとも言えないそのミョーな世界になじめず、また会議室でもほとんど発言もしないままいわゆるROM(Read Only Member)となり数年が過ぎていきました。
(2)居を松本に移し、松本CAL研究会に参加。機種に対する不満を除けば、二人に一台という割と恵まれた環境で、パソ通をクラスの活動の中に取り入れ始めました。fcaiの会議室を主体に富山や長崎、栃木、茨城などの小学校とのメールのやり取りを中心に活動してみました。詳しい取り組みの報告は、CALaVANとNCAIにアップしてあります。

2 インターネット前夜
(1)テキストベースのインターネット
 3年程前からインターネットのことが巷で話題になり始めました。
  私にとってのインターネット初体験は、大学時代の恩師であるK氏の紹介でS大学へ接続するアカウントをいただいたことから始まります。今でこそ、インターネットと言えばグラフィカルなWWW中心の華やかなイメージがありますが、その頃は当然テキストベースの味気ないもの。でも、Tiaというシェアウェアーを手に入れれば、9600bpsながらもWWWができるらしいという情報を基に、すさまじい戦いが始まりました。
「ftp,telnet,ハァ〜?anonymous??get(これはわかるぞ)・・・・」
 揚げ句の果てに英和辞典を取り出し、メールでトラブルの相談までして・・・・・、なんていう試行錯誤を繰り返して−−−結局挫折してしまったけど−−−いました。
(2)WWW体験
 今でこそWin95になり接続も楽になりましたが、その頃はWindows3.1上でWWWを行うべく様々なソフトをダウンして、[IP address][Name server][Gateway]などの設定に四苦八苦しながら、当時唯一県内でWWWのサービスをしていた朝日ネットの2400bpsに耐えながら接続していました。
 現在、県内でも複数のプロバイダーがお目見えしてきましたが、私はアビスネットと契約しインターネットのサービスを受けています。

3 ホームページを開く
(1)制作環境
@コンピュータ:特記するほどのことじゃありませんが、私はGatewayP5166(改)です。(^_^)
Aブラウザー:Netscape Navigator V.3.0Gold/Microsoft Internet Explorer
BHTMLエディター:Netscape Editor & WZ editor
Cファイル転送ソフト:Ws_ftpなど
D画像処理ソフト:Paint Shop Pro、Lviewp1bなど
E小道具:デジカメ

(2)最初に呼び込まれるindex.htmlのページレイアウト

<図>

様々な試行錯誤を経て、現在は画面を3つのフレームに分け、下のような画面構成になっています。

<図>

@学級通信 学校での出来事や子どもたちの日記を紹介
A詩 子どもたちの詩を紹介
B今日の天気 ひまわりと天気予報の画像を提供

C学習

D絵 子どもたちが描いた絵を紹介
E他のホームページへのリンク集
Fその他 プロフィールや思ったこと
G意見箱 CGIを使って自動で感想などをメールボックスに転送

(3)ホームページのコンセプト
 ホームページを開設するならば、どんなホームページにしたいのかというコンセプトが必要です。でも、なかなかこれが定まらないのです。
「これじゃあ、ただの自己満足だわい・・・」と思いつつのホームページなのですが、メールボックスに送られてくるメッセージに励まされて、こういう形でも存在価値があるのかと思い、更新を続けています。(サボリがちだけど)
 意見箱に寄せられたメールの中から。
△△さん*****************************************
コメント:貴ホームページ、楽しく拝見させていただきました。
私にも小学校4年生と保育所の年長の息子が二人います。
子供たちのイキイキとした姿がすごく嬉しく感じました。
マウスで絵を描くのは、とても難しいのに皆さんお上手ですねぇ!
気取りがない子供たちの様子を拝見できて、本当に心が洗われる気がいたしました。
○○さん*****************************************
コメント:大変楽しく読ませていただきました。学校関係のホームページ、・・・・の紹介とか言うのが多くて、どのページも同じだという感じがしていました。そんな中で大変ユニークなページで、思わずメールを送らせていただきました。私は岡山で中学校の教員をしています。毎日学級通信を書いていまして、生徒たちに何かおもしろいネタはないかと、インターネットで探しています。先生のページの一部を使わせていただくかもしれません。よろしく御願いします。私はまだパソコンを始めて半年足らず、ホームページを作るなんて夢のまたゆめのように思っています。これからもよろしく御願いします。
□□さん*****************************************
コメント:とってもおもしろいですね!教育関係のページというと、どうしてもパソコン授業がどうのこうのというWebが多いのですが、こういうほのぼのとしたのはいいですね〜 これからもがんばってください。僕のホームページにリンクをはらせていただきます。

(4)素材について
 ホームページを作るにはネタを決め文章を書き、絵や写真をはりつけ、それからリンクの相手を見つけることが必要です。
 ネタや文章の方はひらめきと時間的な余裕がなければなかなか思うようにはできません。ホームページが開けた当時は喜んで週一回を目標に更新を続けていましたが、今は月一回がせいぜい。
 それから、写真はデジカメのため比較的簡単に用意できますが、ホームページ全体が重たくなってしまうのが欠点です。それから絵。前任校の子どもたちがハイパーキューブで描きあげた素晴らしい作品がストックとしてありますが、このネタが尽きたらどうしましょう・・・。早く長野市にもコンピュータが導入されることを祈るばかりです。とにかく子どもたちの適応能力は素晴らしい!の一言に尽きます。リンクの相手先は、自分でネットサーフィンをしながら探したり、逆にリンクをはってもいいかというお願いがきたりして、自然と広がっていきます。
(5)いいことは、どんどん真似をしていきましょう!
 とにかく、自分がいいなと思ったホームページのレイアウトを真似すること。これが一番。そこからヒントを得たのが画面を分割するフレーム。けっこう気に入っています。
 それから、意見箱。これは自分のホームページに関する評価やコメントを自動で私のメールボックスに転送するものです。普通はメールソフトを立ち上げ、相手のアドレスや題名を入力し送信するか、<FORM>から始まるタグで入力した文字をメールとして自分のメールボックスへ送る指示ができますが、普通にやるとデコーダーと呼ばれるEUCやJISの文字コードを日本語として読めるように変換するソフトが必要になります。これがけっこう面倒なものなので、私はアビスネットのWEBマスターにお願いして、日本語のまま転送してくれるようにCGIを使ったスクリプトを作っていただきました。そのおかげで、私のホームページを訪れてくれた方は割と簡単にメールを送ってくれるようです。
(6)リンクによる交流
 ’96.2.14のホームページ開設以来メールを送ったり、いただいたりして互いのリンクもだいぶ広がってきました。
 詳しくはホームページ内の「リンクのページ」を見ていただければいいのですが、
兵庫県の小学校の校長先生
http://www.justnet.or.jp/home/yonedakei/WELCOME.HTM
教育関係を扱った大学生のN−Park
http://www.teleweb.or.jp/use1/od1170/index.htm
教育関係のリンク集が豊富な
など。また、詩などを扱った方のホームページとのリンクの輪が広がってきていますが、ここへ載せきれないのが残念。
 将来的にはこの活用事例集にいろいろなホームページのURLが載ったり、あるいはCD−ROMとして各ホームページの内容が掲載される日も近いだろうと、期待しています。
(7)痛い目
 いいこともある反面、痛い目にも遭っています。
 その一つは、自分では最高の思い付きと思って試みた、視覚障害者への音読テープの送付計画。これは国語の音読学習にもなるし、子どもの声で録音したテープは視覚障害者に喜ばれるだろうと思いホームページで紹介したところ、視覚障害者の実情もよく知らず、勝手な思いこみでやられるのは偽善的で、かえって視覚障害者に迷惑になることではないか、それに音読テープも著作権に抵触するのじゃないかというある方からの忠告をいただきました。よく考えれば全く当然の事。自分の浅はかさを呪いながらすぐに取りやめたのですが、個人の思いつきや考えで全世界に発信できるWWWの恐さを思い知らされました。
 発信して喜んでいるばかりでなく、不特定多数の方に見られているということを絶対に忘れてはならないという、いい教訓になりました。
(8)今後のこと
 ほとんど開店休業状態のホームページをどう運営していくか?
 なかなか難しい問題です。個人で運営している以上、基本的には自己満足の世界で十分だと思ってはいますが、”人に読ま(見ら)れる、読み(見)たくなる情報を”と考えると一にも二にも、何を発信するかという発想にかかってくるように思います。
 以上、ホームページの紹介になったのかどうかわかりませんが、今後とも私のホームページをよろしく!

5 番外編1 家庭内LANの野望
 メガソフトのMax Linkをご存じでしょうか?RS232Cポートを使ってマシン同士を専用のケーブルでつないでデータのやりとりを行うものです。
 DOS一辺倒だった時代は、このMax Linkを使っていました。が、Win95の普及や、LANカードの低価格化・・・・ブランドにこだわらなければ、3000円台でgetできます。・・・で家庭内LANの野望の日が燃えてきました。
 Win95環境では、カードを入れ、基本的な設定さえすませばネットワークコンピュータとして自機と相手機は認識されます。でも、そこまでいくまでに、けっこう苦労しているのです。
 多分最もはまりやすいのが、カード側のI/Oポートアドレス、割り込み番号(IRQ)とコンピュータ側の設定が合っていないことだと思います。Win95のPnPはお利口そうでいて、実はけっこう厄介なもの。ポードの設定もDOSにおりたり、専門のユーティリティを起動しなければ設定できなかったりして、これに一週間も泣かされたこともあります。あとは、ワークグループ名を同一にしたり、プロトコルの設定です。これは、参考書などを読めばなんとかなるでしょう。ところで、こんなにしてLANを組んだはものの結局使うのはメインマシンが中心なのでそれほどLANの恩恵にはあやかってはいませんが、それでもケーブル接続の頃に比べればファイル一つの転送に関しても随分楽になりました。
 現在、私のシステムでは8ポートのハブ(何台つなげる気?)を介して、改造したGatewayとNECの9801BX、それから中身だけ改造前のGateway(いつもは教室にあります)とNOTE(DOS/V)が接続されています。

6 番外編2 マシン改造
 DOS/Vユーザーのサガとも言うべき改造。この夏、とうとうこの世界に足を踏み入れてしまいました。
 ニフティーサーブのGatewayフォーラムでは、もちろんGatewayのマシンが中心ですが、CPUのクロックアップやメモリーやハードディスクの増設、マザーボードの載せかえ、サブマシンの組立に関する情報が詳しく、FAQ(Frequent Ask Question しばしば質問されること)としてupされています。特に、Gw_faq.hlpは素晴らしい出来で、Gatewayユーザーならずともメモリーやハードディスク、マザーの載せかえなどで十分参考にできるものです。そのFAQを頼りに、マザーボードの換装を試みました。主な変更点は以下の通り。
{CPU}   Pentium90     →  166
{Memoy} 32MB         →  48MB(EDO−RAM)
{MB}    Intel Premiere2 →  ASUS P55T2P4
{Video}  AIT Mach64    → Millennium PowerDesk
 最初はビクビク、基盤を不用意に触ってショートさせたりしないかと不安でしたが、だんだんとそんな心遣いも忘れてしまい、力任せにボードを入れたりしましたが、こうして今は何もトラブルもなく動いています。と、言いたいところですが、これがまたハマッてしまったのです。
 一番困り果てたのが、マザーボードとケースがショートしないようにするセパレーターの入れ方がよく分からず適当にやってしまったため、とりあえずマシンは動くもののLANカードが働かないというトラブルに見舞われました。またソフトの入れ過ぎからくると思われるハードディスクの異常な遅さ。DOS風に言うならば、常駐物のたまり場と化した我が愛機。これから抜け出すのにも四苦八苦しました。ほとんどお手上げ状態だったのですが、篠ノ井高校の向かいにある、DOS/Vショップの底無しの協力で無事解決してきました。この場を借りて深謝。なにしろ、夜の8:00過ぎに飛び込み10:30を回るまで一緒にトラブルの原因を探してくれたりするほどですから。そこで見聞きすること、店主の腕(指)さばきを見ることはこの上ない研修の時間となりました。以上、足早にホームページと私の環境についての報告でした。
 興味等持たれた方は、またメールでも下さい。