長野県情報教育研究会
コンピュータ活用事例集Vol.6
あいさつ
信州大学教育学部
杵渕 恭宏
過日、ある中学校の技術・家庭科の情報基礎の学習を参観させていただきました。学習場面はBASICでプログラミングした「花火の絵」を消すには、どのようにしたらよいかを考える場面でした。前時までに作成したプログラムの花火の絵と実際の花火を比較させ、その違いから作成したい花火の絵をイメージさせ、学習問題を決めプログラムを修正・追加して行く授業でした。
先輩たちの作品を見て、驚き、笑い、歓声を上げて意欲を燃やしパソコンに向かっていました。二人に一台のパソコンでしたが、各自がそれぞれに学習課題を持ち、支え合って学習を進め、一時間が短く感じる授業でした。
指導する先生のしっかりとした教材研究と、生徒一人一人がはっきりとした学習課題を持って作業に取りかかることが、活気ある授業を進めていく源であることを改めて知らされました。
最近の情報基礎の授業でBASICを学習することの意味について色々な意見を聞きますが、BASICを扱えるようになることがねらいでなく一つの課題解決の題材としてプログラミングを学習させ、解決の手順(アルゴリズム)を考えさせることに大きな意義があるのではないでしょうか。
新聞、雑誌、TV等あらゆる処にインターネットに関する記事や、案内が目に付きます。私たち研究同好会の皆さんの中にも学校で、あるいは個人でホームページを開かれた方が何人か居られるとお聞きしております。未だインターネットを体験してない方も機会があれば是非にと思って居られることでしょう。このようにインターネットが身近になってきたことは喜ばしいことです。しかしその良い点だけ強調されていますが、影の部分も多くあることを知っておいていただきたい。
今号に掲載されている「インターネットに関する話題」にもあるように、情報公開の限度とプライバシーに関する話題が身近な問題になってきています。充分注意を払い対処していかねばならぬことでしょう。
私たちの研究同好会の名称が「長野県CAI研究同好会」から「長野県情報教育研究会」に改称になりました。この名称の変更については、多くの会員より意見をいただき一年間に渡り話し合いを持って来ました。長年親しんだ名称の変更に抵抗を感じる会員の皆様もおられると思いますが、より多くの仲間との研究の輪を広げることを願い、将来を見越して変更に踏み切りました。
平成9年3月
長野県情報教育研究会会長 杵渕 恭宏
E-mail ykine03@gipnc.shinshu-u.ac.jp
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